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栄養士のための料理写真

栄養士のための料理写真(2)・シャッタースピード

 どうもギルマスです。かなり間が開きましたけど、前回は写真を撮るにはなるべく明るい場所を見つけて低感度で撮った方が良いですよ、みたいなことを書いたと思います。そして、今回はシャッタースピード(SS)の話ですよ。

 SSはシャッターを押してからどれくらいの時間センサーに光を届けるのかという設定です。長ければ長いほど届く光は多くなります。センサー感度を倍にしてもSSが半分になれば、出てくる写真の明るさは同じになります。

 明るさの話でセンサー感度を上げると画像が荒れますよ、と言う話をしました。だったら、SSを長くして感度を低く設定すれば万事解決じゃね?と考えたあなた、料理の写真に限って言えばほぼ正解です。

 一般的にSSを長くしていくと色々問題が出てきます。シャッターが開いている間に、写したいものが動いたらどうなるでしょう?動いている状態を全部拾うので像が流れてブレ写真になります。なので動いているものをカチッと撮るにはSSは短い方が良いのです。

 では料理写真の場合はでしょうか?料理は走り回ったりしません。なので、カメラさえ三脚などで固定されていればSSが長くても問題ありません。最近は強力な手ぶれ補正機能があったりして、手持ちでもぶれることも少なくなってきました。ただし、前後のブレには無力なので注意しましょう。

 では結局どれ位のSSで撮れば良いんだ?と言う事ですが、手持ちなら1/20~1/30秒くらいが良いんじゃないでしょうか。手ぶれ補正が付いてるなら倍の1/10~1/15秒位いけそうな気がします。三脚を使ってるならゆっくりでも大丈夫なので、感度を下げていきましょう。

 ご家庭での撮影で1つ気をつけることは蛍光灯を光源とした場合です。蛍光灯は1/60秒または1/50秒周期で点滅しています(フリッカー)。SSが速くなると撮るタイミングによって同じ設定でも明るさがバラバラになります。料理写真に限って言えばSSを無駄に速くする余裕があるなら感度下げた方がメリットがあるので、やっぱり 1/30秒以上が良いと思いますよ 。

 実際に蛍光灯の下で撮ってみますと、上段はSSが1/20sで何枚撮ってもほぼ変わりません。しかし、中段の1/160sだとちょいちょい変な色の写真が出てきて、下段の1/320だとほぼ全部違う写りになります。暗くなるにしてもグレーではなく青緑っぽくなるのですねぇ。蛍光灯の特性でしょうか?

 あと、料理は動かないと言いましたが調理中は話しが別です。また、湯気を写すときもちょっと事情が変わります。これらの場合は望む表現によってSSを考えなければなりません。

 まずはくつくつしている大人しめの煮物で見てみましょうか。照明はLED使ってます。モード間違えてf値がガンガン変わってますけど、泡に注目していきましょう。1/10s、1/20sではぶれてます。特に泡のハイライトが分かりやすい。1/40sまでSSを上げると小さめの泡はOKかな。そんで1/80sでほぼ止まってます。1/160s以下で更にカチッとクリアさが出ています。と言うわけで大人しめの煮物は1/80s以下!

 次に沸騰状態の激しいやつ。見た限り1/100sでもちょっと厳しい。出来れば1/200s以下のSSは欲しい。1/400sまで速くすると流石に止まります。そうなると結構感度が上がっちゃって画質がザラザラしてますねぇ。ちょっと光量を考えないといけないかも。

 ついでに湯気も見ておきましょうか。ヤカンからの湯気なので料理から自然に昇る湯気よりは倍くらいは速い。1/1秒だと湯気の存在はあるけど形は無い。背景黒だと分かるけど料理だとたぶん見えない。湯気を見せつつ動きがあるようにするのは1/10sから1/40sくらい。1/100sでは湯気の形が分かりやすい。1/400sで大体止まるかな?この感じだとストロボはギリギリかも。

 とまぁ、料理写真ではシャッタースピードは他の要素とくらべあまり重視されません。特に三脚なんか使った場合はなおさらです。あんまり書くことが無かったので帰って公開が遅くなると言う良く分からないことになりました。次回は絞りの話しです。お楽しみに。

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